製造知識

バッグの型紙、マチ、ポケット構造の解説

バッグの型紙、マチ幅、ポケット形式、縫い代、パネル配置が、どのようにデザイン案を裁断・縫製構造へ変換するかを解説します。

バッグの型紙は、裁断形状と縫製情報を組み合わせたものです。完成寸法を、裁断、下準備、組立が可能な各パネルへ変換します。

完成寸法と型紙寸法

完成品の幅、高さ、奥行きを、そのまま各型紙パーツへ写すわけではありません。縫い代、折り返し、パイピングテープ、玉縁、素材の厚みを考慮する必要があります。このため、完成寸法を1か所変更するだけでも、複数のパーツを修正しなければならないことがあります。

マチが奥行きを生む

マチには、独立した側面パネル、底面パネル、一続きの帯状パーツ、または本体を折って形成するものがあります。マチ幅は容量とシルエットに影響します。サイドマチと底マチの接合部も、角の形状と縫製難易度に影響します。

ポケットの構造

パッチポケットはパネル上に追加します。挟み込みポケットや片玉縁風のポケットは、開口部に組み込んで作ります。蛇腹ポケットやプリーツポケットは拡張できます。メッシュポケットでは、縁の始末と伸縮方向を考慮する必要があります。寸法と開口部へのアクセスを評価できるよう、収納予定品を明記してください。

曲線、角、厚み

急な曲線や多層の角部は、緩やかな曲線や平らな縫い目よりもミシン送りが難しくなります。フォーム材、パイピングテープ、補強材が同じ位置で重なると、厚みが生じます。完成形状を安定させるため、型紙や縫製手順の調整が必要になる場合があります。

型紙承認に必要な情報

購入者がすべての生産用型紙データを必要とするとは限りませんが、承認済み仕様書では、完成寸法、見える部分の構造、ポケット位置、改訂状況を管理する必要があります。注釈入りのサンプル写真があれば、図面と現物の結果を関連付けやすくなります。

よくある質問への回答

マチ幅を広げれば、必ず実用容量も増えますか?

通常は内部容積が増えますが、開口部の大きさ、裏地、クッション材、ポケット配置、パネル全体の形状も実用容量に影響します。

バッグの型紙で縫い代が重要なのはなぜですか?

縫い代は、パネルを縫い合わせるために縫線の外側へ確保する素材部分です。縫い代が一定でないと、完成寸法が変わり、組立工程の管理が難しくなります。

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